エンジニアなら知っておきたい!オープンソースの世界

オープンソースの使い方とメリット

エンジニアなら知っておきたい!オープンソースの世界

コスト削減だけがメリットではない!

コスト削減だけがメリットではない!

コスト削減だけがオープンソースのメリットではない

オープンソースのメリットと認識されているもので目立つのは、開発コストを削減できるという点です。
オープンソースの場合はライセンス料が常に無償なので、サポート打ち切りによって別のソフトウェアへ切り替える際にかかる新たなライセンス料もありません。実際、多くの企業がこのメリットに最も注目したオープンソースソフトウェアの使い方をしています。しかし、オープンソースには開発コスト削減以外にも数多くのメリットがあります。オープンソースのメリットを多角的に理解しておくことで、オープンソースの良さを最大限に生かしたソフトウェア開発ができるようになります。

コスト削減以外のオープンソースのメリットとは

オープンソースを公開することで、ソフトウェアに対する監視の目を増やすことができます。多くのエンジニアの目に触れれば触れるほど不正なプログラムや脆弱性を早く発見できる確率は高くなり、問題への対処スピードも早くなります。そのようなことを繰り返していくうちにソースコードはどんどん磨き上げられ、ソフトウェアとしての信頼性をより高めていく結果となります。オープンソースにしておくと、開発者が手をつけなくてもソフトウェアのアップグレードが進んでいくため、すべての人が安定的にソフトウェアを使用し続けることができます。
オープンソースではないソフトウェアだと、開発側の都合でサポートが打ち切りになるリスクが常につきまといます。もしプログラムに不具合があったとしても、オープンソースでないなら第三者が自由に修正することはできず、プログラムの行方は開発者にすべて委ねる以外に方法がありません。信頼性と安定性が高いソフトウェアを世界中の誰もが自由に使用できるのも、オープンソースの持つ大きなメリットのひとつです。オープンソースは開発者のやりたいことに沿ってソースコードを自由に変えることが可能なので、ソフトウェア開発のプロセスをよりスマートなものにできます。状況の変化に応じて柔軟に対応できる基盤があれば、ソフトウェアの状態を最良の状態でキープできます。オープンソースソフトウェアのサポートについては、「コミュニティ版」と「商用版」の2種類があります。
コミュニティ版の場合は、すべて使用者の判断と責任においてソフトウェアを使用することが原則となります。
商用版の場合、サブスクリプション契約のもと不具合等に関する多角的なサポートを受けることができます。
どちらを選択するかはソフトウェア使用者の判断によるところですが、開発しようとしているソフトウェアの使い方などに応じてふさわしいほうを選択できるでしょう。